「現代文の成績を伸ばしたいけれど、
　どのように勉強すれば良いのかがわからない。」

他の教科と比較すると、現代文には体系的な学習法がなく、こうした不安を抱えている受験生は多いのではないでしょうか。東大を目指していた高校時代の私は、現代文の学習法に悩み、知人の紹介で秀華国語塾に入塾しました。

　秀華の学習法は、日本中どこを探しても他にはないであろうユニークなもので、最初は戸惑いもありました。しかし、加藤先生を信じ、 1か月程この学習法を続けていると、文章の構造がスムーズに頭に入るようになりました。また、秀華の学習法は、主語・目的語・述語といった文の作りを意識したもので、分かりやすい解答文を書くことができるようになりました。すると、面白いほどに成績が伸び、現代文は確実に得点源になる科目だと確信することができました。東大受験の際には、現代文の成績が安定していることが他の教科での心の余裕にも繋がりました。

　秀華で身につけた文を読み取る力、作文力は、東大を卒業し、社会人となった今でも活きています。いかに分かりやすく、力強い言葉で人に物事を伝えるかということを仕事の中でもいつも意識しています。受験のための成績を伸ばすことはもちろん、生涯役に立つ読み取り力・作文力をつけてくださった加藤先生には非常に感謝しております。

2012年高田高校6年生卒業
2017年東京大学教育学部卒業
　田川　由希子

私は2022年12月、オーストラリアにあるメルボルン大学を卒業しました。国内外問わず今日までの生活の中で、中学3年生から高校1年生にかけて2年間通っていた秀華国語塾での経験が私の人生に非常に大きな役割を果たしたことを振り返ってみます。
　入塾当初、私はまだまだ思春期まっさかり。ろくに学習に集中もせず、今思えば恥ずかしいほど格好つけながら通っていましたが、そんな態度も先生に一蹴されました。まず、先生には表面上のごまかしや嘘は通じません。
また、そんな中高生のイタイタしい言動をおおらかに受け入れるほど先生に包容力もありません。秀華塾では独自の文章読解メソッド（秀華読み取り法）を活用した読解力の強化が売りですが、入塾して一番していたのは、先生との口喧嘩でした。学習塾でいったい何をしているのかと思うでしょう。しかし、実はそれも立派な学びとなっていたと今では自信を持って言えます。先生は私の言い分を対等に受け止め、それにしっかりと言い返してくれます。（数年ぶりにお会いした先生はずいぶん丸くなっておられ、時の流れを感じました。笑）
私との言い合いに、一切の忖度はありません。裏を返せば、私個人とここまで真摯に向き合ってくれた先生は他にはいなかったでしょう。
世俗の理不尽さ、感情を言語化することの難しさ。結果的に、私は国語力の向上だけでなく、人間力の強化も同時に得ることができました。
　少し話がそれましたが、秀華読み取り法を使った読解力の学習は、本当に素晴らしいものです。プレゼンテーションやレポート作成でもそうですが、第三者に物事を論理的に説明することは、日本語でも簡単なことではありません。私は、英語という言語は母国語の能力の範囲の中で上達するものだと考えています。オーストラリアでの大学生活は、論文作成や文献の読み込みの連続でしたが、秀華国語塾で培った国語力に支えられながら成し遂げることができたと、自信を持って断言できます。
また、日本国内で考えても、社会人として書類作成や資料の読み込みなど、さまざまな場面で読解力や文章力は必要になるでしょう。
私は、秀華国語塾での学習は、受験勉強の範疇にとどまらず、その後の人生をより豊かにしてくれると思っています。実際に今でも、思い出すと笑ってしまう先生との口喧嘩や、塾で学んだ文章読解メソッドは、私の人生に欠かせないものとなっています。

メルボルン大学　理学部
データサイエンス学科
　八木原　一世